草喰なかひがし@銀閣寺近く

『草喰なかひがし』へ行ってきました。草喰料理としても、予約がなかなか取れないことでも知られていますが、今回はなんとか伺うことが出来ました。

こちらのご主人のご実家はあの摘草料理で有名な『美山荘』です。御主人は『美山荘』三代目のご兄弟です。

さて、お店にたどり着くと、素朴な町屋つくりの建構えです。

店内に足を踏み入れると、12名ほどの椅子があるカウンター式(2階座敷もあるようです)です。目の前でご主人たちが料理を作り、もてなすというスタイルです。興味深々の私はじっと観察してしまいそうです。

そして目に付いたのは、そのカウンターに囲まれた『かまど』です。土鍋で炊けるであろうご飯が楽しみになる光景です。

きょろきょろ観察している間にも八寸の準備がされています。目の前で盛り付けされるお料理。今の季節をあらわしている盛り付けは、繊細、素朴にして豪華です。葉には朝露までもが表現されています。

1.八寸(よもぎの揚げ物、菜の花、かぶらで作った花、ハマグリの中にはおこわ)
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2.和え物(ふきのとう、つくしの白和え)
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春のものは苦いものが多いとおっしゃるご主人。確かに両方ともに癖のある素材だと思いました。でも、口の中に残らないすっきりする味わいでした。つくしは初めて食べました。

3.椀物(白味噌)
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こんなお味の白味噌は本当に初めて!というくらい感激しました。京料理では、お正月のお雑煮もそうですが白味噌を使います。具のお餅も絶妙でした。

4.焼き物(鱒、徳島産の柑橘)
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炭火で焼かれたしっとりとした鱒に驚くほど甘い柑橘の相性に驚きました。柑橘は名前をすっかり忘れてしまいましたが、初めて食べるお味でした。

5.お刺身(鯉)
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本当に鯛だと思いました(笑)プリプリした半透明の美しい身からは鯉というイメージが湧かなかったくらいです。水質のよさを実感しました。

6.煮物(たけのこ、蓮根団子)
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たけのこは、あまり興味が湧かない(あまり好きではない)食材でしたが、考えが変わりました。大好きな道明寺粉を使う蓮根団子は、もちもちで相変わらず美味です。

7.おひたし(ぜんまい、黄湯葉、葉もの)
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色合いの美しいおひたしでした。黄湯葉も美味しかった。

8.ご飯、おつけもの、めざし
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めざし一本?!と思いましたが、かまどで炊き立てのお米とお漬物、めざしがこんなにも幸せにさせてくれるものかと思いました。日常の『食』への考え方が変わりそうです。さすが土鍋のご飯は味が違います。毎日のご飯を土鍋で炊きたいと思ってしまいます。

白いお米のあとは、カリッカリのお焦げです。感激しすぎて写真を撮り忘れましたが、山椒油とお塩をつけて食べます。これが!!!!最高です。カリカリの触感プラス、ピリッと薫り高い山椒にほのかに甘みを感じる塩!2回も御代わりをしてしまいました。(食べ過ぎ?!)

9.デザート(酒粕のシャーベットと朝積みのいちご)
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こちらも、初の酒粕シャーベット!!!美味しいーー!シャーベットにするとは。
甘酒が苦手な私ですが、お味は甘酒より上品で決して甘すぎず、酒粕の香りと味が主張しすぎず、でも全面に出てきます。そしてさっぱりです。朝積みのいちごは葉まで食べてしまいました。

ご馳走さまでした。

『ご馳走』とはあちこち走り回り、お客さんをもてなすという、その通りのご主人の人柄や自然に対する気持ち、食べ物は自然からの恵みだと、しみじみと感じました。(御主人は実際に、摘みに行かれているそうです。)ここまで考えさせれるお食事は本当に貴重だと思いました。改めて『食』について考えさせられました。これからの生活に繋げていけたらと思います。
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by salasa9582 | 2011-03-04 12:40 | 外食
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