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建仁寺両足院(半化粧寺)@祇園

京都の四条通りから花見小路通を南下するところにある、京都最古の禅寺『建仁寺』に行ってきました。

ここは、年号である建仁2年(1202年)に源頼家が建立。
年号が寺の名称になっているということは、当時の天皇の許可が必要であり、極めて天皇に近く重要な寺、だったということです。ちなみに延暦寺、寛永寺、仁和寺の全部で4つしかないそうです。

このお寺には、塔頭寺院である『両足院(半化粧寺)』があります。
今日の目的はここです。夏至から11日目に花が咲き、葉の一部が白くなる半化粧が庭の池辺に満開になるということです。

本日はとてもお天気が良かったので、夏至にもまだまだ早い時期でしたが行ってみました。
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両足院には4つの庭園があります。

1.入門する者の心を洗うように白砂と青松が迎える『唐門前庭』
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2.桃山時代の枯山水庭園『方丈前庭』
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3.京都府指定名勝の池泉回遊式庭園『書院前庭』
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このお庭の池辺に半化粧が群生しています。
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この半化粧という植物はドクダミ科で、葉が白くなるのでまるで花びらのように見えますが、実際のお花は尾っぽのような形をしています。覚悟していましたが、まだまだ満開ではありませんでした。すいていたのでのんびりと鑑賞することができました。

4.坪庭『閼迦井庭』
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お供えするための水を汲む井戸が時代を物語っています。

気持ちの良い昼下がりでした。

*おまけ*
ザ・リッツカールトン大阪のお花のアレンジです。白アジサイ、白カラーとグリーンもみじで初夏を感じます。
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by salasa9582 | 2011-06-14 17:39 | ぶらり
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