茶懐石 陽春の茶事

茶懐石 ~陽春の茶事~ の2回コース1回目の教室に参加してきました。

陽春の茶懐石ということで春を意識したお料理ぞろいです。
もともと懐石とは、僧侶は朝食しかとらなかったため空腹をしのぐために温めた石を懐に入れてしのいだということろからきているそうです。
また千利休が精進料理を茶事に供するよう一層追求していったものが茶懐石といわれ、一汁三菜が基本となって構成されています。

本日の献立で本来は椀盛のあとには焼き物が出てくるのですが、これはコースの2回目でお料理するということです。この教室での流派は裏千家で進めていかれました。

さて、今日の献立は
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・向付 紋甲いかと鮭の花造り 生若布、山葵、花穂紫蘇、レモン醤油
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いかと鮭でお花に仕立てるのですが、どうもきれいなお花になりませんでした。
お魚や生若布は隣にある市場から届いたばかりのとっても新鮮なものでした。
柑橘系のお醤油でさっぱりとした口当たりと香りが広がります。

・汁 蓬麩、合わせ味噌仕立て、落とし辛子
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暖かい季節になるにつれ、白味噌に八丁味噌を混ぜて合わせ味噌にしていきます。
このときは白味噌4:八丁味噌1でした。夏は赤出汁になるのでしょうね。

・飯 一文字
ご飯は水分量多めでやわらかく炊きます。年配の方に配慮するためだそうです。
一文字飯はほんの3口ほどしかないため飯器に別途用意し、好みでお代わりを頂きます。

・椀盛 鯛の桜餅仕立て 菜の花、にんじん、木の芽
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懐石のメイン料理のようなものです。吸い口として蓋を開けると同時に木の芽の香りがしてきます。一見本当に桜餅に見えます。鯛を道明寺粉に包んで蒸しています。
道明寺粉はもち米なので結構お腹に溜まります。

(本来はここで焼き物が入る)

・箸洗 ラデッシュ、針生姜、昆布仕立て
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口を清めるという意味で箸洗いがあります。暑いうちに飲み干します。
シンプルですが、普段のお吸い物にしても良いほど美味しいです。

・八寸 蛍烏いか時雨煮、独活白煮
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八寸には明確な決まりがあります。海の幸と山の幸を同時に盛り付けるということです。
20cm角ほどの正方形の木の器に、左手前は海の幸、右奥には山の幸です。
片方が細い竹の箸で取り分けます。
この蛍烏いかは、こんなに小さいのに目とくちばし、軟骨をピンセットで丁寧に取り除きます。仕上がりは、お味はもちろんのこと食べやすさも完璧です。
茶懐石は食べやすさもかなり考慮して料理をします。

・香物 沢庵、奈良漬、小梅
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両細の竹のお箸で取り分けます。

・菓子 桜花
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葛粉は蒸しても美味しいですね。伊勢の虎屋ういろをやわらかくしたような歯ざわりです。
抹茶にぴったりです。抹茶は一保堂の『関の白』、
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御干菓子は教室で用意してくださっていたのですが、塩芳軒のものです。
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美味しい♪
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by salasa9582 | 2012-04-13 14:01 | お料理
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